評価:★★★★☆

最近話題の「ルパンの娘」・・・ではなく、結構前の実写版「ルパン三世」です。。
意外と良い噂を耳にしていたので、いまさらだなーとも思いつつ、割と期待感高めに観た。
結果はなかなかって感じ。。
イメージ強すぎ問題
みんな、アニメやマンガで一度は触れたことのある作品だと思う。
ほとんどの人がクリカン(栗田貫一)の声で記憶していることだろう。
普段は三枚目ながら、ここぞという時は二枚目キャラ・・・
あんな男に憧れる男性陣は少なくないと思う。
で、映画。
主演を演じた小栗旬は、結構イイ感じ。
キャラクターの幅や表情、声のトーン、身のこなし。
どれをとっても“ルパン三世”してたと言っても過言ではない気がする。
脇を固める?キャストも、玉鉄次元、綾小路五右衛門あたりは結構GOOD。
黒木不二子と浅野銭形はちょっとイメージのギャップがあったけど、アニメと比較しなければなかなかハマリ役だと思う。
では、なぜ「なかなか」なのか。
それは、やはり二時間映画だということかな。
2時間にまとめるのは難しい?
この映画では、メインのストーリーの起承転結、次元や五右衛門とのチーム誕生、銭形との出会い、キャラクターの説明、各関係性の構築、映画としてのアクションなどなど、本当にたくさんのものが詰まっている。
でも、アニメやマンガなどで慣れ親しんだ人からすると、その全てが薄い(確立するほどコマが無い)感じが拭い切れない。
そのため、全体が中途半端に感じてしまうんだなぁ。
しょうがないのは分かってるけど。。
でもね、その制約を考慮すると、かなり頑張っているように感じる。
個の良い所は出てるし、アクションも気持ちがいい。
ただ、出来ることなら1クールのドラマとかで観たかったかなぁ。
一つ一つのエピソードを、スピンオフ的にやっても面白いかも?
とか言って、このメンツを何度も集めるのは結構たいへんだろうけど。